茹で小豆の缶詰なのだが、これを「粒あん」と単純に分類してしまうことに迷う商品である。
というのも、一般的な粒あんは粘度が高く、缶詰にしてもパック商品にしても「集合体」という感じだが、この商品はそうではなく、小豆一粒一粒がしっかりとその形を形成しておりサラッとしているからだ。

北海道産にこだわっていることがよく分かる原材料表示。砂糖というのは北海道のてんさいを精製したビートグラニュー糖というものらしく、このシロップに小豆を漬けた商品である（国内製造）。

このビートグラニュー糖が気になるという人は、姉妹品に無糖タイプも存在するので、是非そちらに注目してほしい。

先述した通りこれは「集合体」というよりも本当に小豆一粒ずつが独立したもので、サラッとしたものだ（「集合体恐怖症」の方は、こちらの方が嫌かもしれないけれど！）。

砂糖がてんさい由来のものなので甘味はけっこう感じるけれど、くどさはなく、ホットケーキに添えたりアイスクリームに乗せたり、デザートにおいて様々な使い方ができるだろう。
その中でも個人的なおすすめは、これでぜんざいを作ること。粒が際立ち、食感が良い。